続々 Kindle Previewer 3でAZKファイルに変換できない

Kindle Previewer で azk ファイルに変換できない原因を調べてユーザーガイドを読んでみたところ、「改善されたタイプセット」という表現が気になる。

というわけで「改善されたタイプセット」というのを調べてみた。
Webの説明では、

改善されたタイプセッティングを使用する Kindle 本には、読者の快適な読書体験をサポートするさまざまな新機能が含まれています。

どうやらページフリップやらレイアウト調整やらがいろいろと改善されたらしい。
さらに読むと、

改善されたタイプセッティングは、以下の端末およびアプリでサポートされています。

  • Kindle 端末第 6 世代以降
  • Fire タブレット第 3 世代以降
  • Kindle for iOS v4.9 以降 (iOS バージョン: iOS 7、iOS 8、iOS 9)
  • Kindle for Android v4.18.0 以降 (Android バージョン: Jelly Bean、KitKat、Lollipop、Marshmallow)
ほとんどの読者は、改善されたタイプセッティングをサポートする端末を利用しています。古い端末を利用している読者には、KF8 バージョンの本が配信されます。

最近の端末やアプリというかほとんどの環境では「改善されたタイプセット」がサポートされているらしい。
そして最後には、

お使いの端末で改善されたタイプセッティング機能がサポートされておらず、本のソース コンテンツを EPUB、MOBI、または HTML 形式でアップロードした場合は、Kindle Previewer 3 を使用して、出版前に表示をプレビューできます。

とある。

ここまでをまとめると、
1、Kindle Previewer3 でエクスポートする mobi や azk ファイルは、古い Kindle 端末や iOS アプリのためのようである。
2.新しい端末(ほとんどの端末)では mobi や azk をサイドロードしても、その レイアウトの正確なプレビューやタイポグラフィックの改善が得られるわけではない。

ということは、もう mobi ファイルや azk ファイルを使って事前に実端末を使って実際の見え方を確認しなくてもよくなったのだろうか?

なんだかすっきりしない状況である。

続 Kindle Previewer 3でAZKファイルに変換できない

Kindle Previewer 3 で ePUB ファイルを読み込んで、iOS版Kindleでの確認用に AZK ファイルにエクスポートしようとしてできなかったのをあれからいろいろと調べてみた。

使用しているタグに問題の原因があるかと思い、ファイルの中身や構造をどんどんシンプルにしていって、最終的には題名も目次も取って本文も1行にして、 CSS を使わないように極力シンプルにしたところ・・・。

やっぱり「変換できません」というメッセージとともに変換に失敗する。

これはもう ePUB ファイルの問題でなく、何かやり方が間違っているのではないだろうか?

そう思って Kindle Previewer の「ユーザーガイド」なるものを読むことに方針変更。



表紙をみると、今年の1月2日にアップデートされている。

そして、1.6.2章には以下の記述があった。



ん?
この「以前のiOS端末」とか「以前のKindle アプリまたはKindle端末」って何だ?

それに、

改善されたタイプセットがサポートされて いる電子書籍の場合、最新の端末に MOBI または AZK ファイルをサイドロードしても、その レイアウトの正確なプレビューやタイポグラフィックの改善が得られるわけではありませ ん。」

最新の端末にサイドロードしても正確なプレビューが得られない? 最新の端末ってなんだ?


昨年の9月に Amazon の親切なサポートの人は、「iOS用のアプリで確認するにはAZKファイルを iTunes を使ってケーブル転送して確認できます」と言っていたのに、何かが変わったのだろうか?

まだこれだけではよく分からないが、何かが変わったのは確からしい。

Kindle Previewer 3でAZKファイルに変換できない

以前、縦書き数行の文をページの左右中央に配置しようとしたが、Kindle端末ではうまく表示できても、iOS用アプリでは表示が崩れてしまうことがどうしても解決できなかった。
Kindleで左右中央で表示されていても、iOS用のKindleeアプリだと右寄せになったり、他のページと混ざったりしたのだった。

そこで、もう一度調査しようと思い立ち、epubファイルを修正して、Kindle Previewer 3に読み込ませてみると、ちゃんと左右センタリングされている。
Kindle Previewer 3の設定で、タブレット表示しても、スマートフォン表示にしてもちゃんとこんな風に表示できている。


ただ、ここまでは前回もOKだった。
ここからiOS用のアプリで読み込む用のファイル(AZK形式)に変換して、実際にiPadで確認すると表示が崩れていたのだ。

そこで、iOS用アプリのファイル(AZK形式)に変換しようとファイルをエクスポートすると、こんなメッセージが・・・。


数か月前は変換できていたのに、なぜ?

そういえば、久しぶりに起動した Kindle Previewer 3 は確かアップデートされていた。

う~ん、困った。

電子書籍 売れ筋ランキング

アマゾンのホームページで本を検索して表示すると、下の方で ”アマゾン売れ筋ランキング” でその本の有料タイトルの売れ筋ランキングと、Kindle本の売れ筋ランキングが表示される。

「アスクレピオスの杖」を電子書籍で出版してからずーっとその推移を見ていたら、どんどん順位が落ちて行って・・・・あっという間に1万位、2万位を超え、どこまでいくのか? と思っていたら瞬く間に10万位を超えた

さすがに10万位を超えたらAmazon検索されても検索結果にでないよな~と思いながらも為すすべなくそのまま観測していたら、20万位、30万位と留まるところを知らないかのようにランキングが落ちていく

一体どこまで落ちていくのかと思って、どういう順位の落ち方をしているのかグラフに書いてみた。


どうも30万位くらいで順位の落ち方が滑らかになり、40万位くらい収束しそうである。

12月の終わり頃、10万位くらいにまで復活しているのは、購入履歴が1冊あったので、そのおかげの様子。
1冊購入してもらえただけで、40万位くらいから10万位に一気に30万位も上がるということは、10万位~40万位くらいに日の目をみていない書籍が山ほどあるということなのか・・・?

また、一気に1000位くらいにまで上がっているのは、無料キャンペーンを実施した時。

そして、無料キャンペーンが終わるとまた、25万位くらいから下降曲線を描いて、40万の位置に向かっているように見える。

それにしても、ランキングで40万位の電子書籍を購入してくれた方は、一体どうやってこの本の存在に辿りついたのだろうか?
直接お礼を言うことはできませんが、ありがとうございます。